ぼっちり、ぼっちり

「ぼっちり」というのは、土佐弁で「ちょうど」「ぴったり」という意味です。自分にピッタリな表現を目指しています。自分にピッタリな物事を紹介できると嬉しいです。

心理学的に正しい商品解説

誰かを説得しなくてはならないっていうことありますか?

例えば、お小遣いをあげて欲しいとか、洗濯物をたたんで欲しいとか、そういうことが思いつく方も多いと思います。

そういうのも説得ですが、商品を売ると言うこともお客様を説得するのだと思います。もちろん、無理矢理説得して買っていただくことは、あまりよくありませんが、説得して、気持ちよく買っていただけると、お互いに嬉しいですね。

 

そういう時に役立つ方法は、心理学的な理論から考えると良いかもしれません。

こちらのブログの記事を基に考えてみました。

ikedanblog.com

メリットだけ伝えるか? デメリットも伝えるか?

商品を買っていただこうとする場合、メリットだけを伝えることが多いかもしれません。でも、良いこと(長所)だけを伝えられると、ついつい、売りつけようとしているなぁと勘ぐってしまって、かえって「騙されないぞ」と警戒して買わなくなってしまうような気がします。だから、欠点も伝える方が良いのではないかと思っていました。それを解決するのが、「一面提示」と「二面提示」という2つの方法の違いから考えると良いということです。

一面提示というのは、メリットだけを伝えるという方法で、二面提示というのは、デメリットも同時に伝えるという方法だそうです。一面提示は、基礎知識がない人に対して効果的で、二面提示は基礎知識がない人に対して効果的だということです。

よく知っている(基礎知識がある)と、良い面だけ言われると信憑性が少ないように感じますね。悪い面も言われると、こちらへの信頼感が高まるように感じます。だから、二面提示が効果的になるのだと思います。反対に、あまり知らない(基礎知識がない)ときに、悪い面も言われると、心配になって買おうと思わないということですね。

自分の感覚的にもよく分かるような気がします。

ネットで商品解説をするときには、まずは基礎知識のない人に向けて、良い面をあげて伝えるのが良いということですね。そして「詳しくはこちら」というボタンを押すと詳細情報が開くという構造にしておき、そこに、デメリットも書いておくと良いかもしれませんね。

イラストを使うか? 文字で説明するか?

上記ブログによれば、伝える内容が難しい場合は活字メディア、単純・平易な場合は視聴覚メディアを使うのが良いということです。

伝える内容が難しい場合、イラストを使って簡単に説明しようとするとかえってごちゃごちゃしてわかりにくくなってしまうことがあります。また、難しい内容を理解しようとする時には、文字を読んでしっかりと理解したいのではないかと思います。また、難しい内容を簡単なイラストにまとめられてしまうと、ごまかされているように感じると思います。こう考えると、伝えたい内容が難しい場合は、文字で確実に伝えることが良いと分かります。

伝える内容が簡単な場合は、文字で書くとインパクトもあまりないですし、目に留まりにくいと思います。理解はできると思いますが、それで心が動かされるとは思えません。実感としても、イラストなど目を引く方法で伝えることが効果的だと思います。

 

2つの方法を組み合わせる

ここで、上述の一面提示・二面提示と併せて考えてみます。基礎知識のある人に、二面提示する(デメリットも伝える)場合は、伝える内容が複雑になりますので、しっかりと言葉で説明した方が良いということですね。一面提示する(メリットだけ伝える)場合は、伝える内容が簡単ですので、イラストなどを使って伝えることが効果的だということだと思います。

商品を販売するときには、まずイラストなどでメリットを分かりやすく伝え、クリックしたら詳細情報が開くようにしておき、デメリットも含めて文字でわかりやすく解説することが効果的だということになります。

よく考えてみると、ネット通販のサイトなどは、こんなふうになっていると思います。自分のページなどで、商品を売るときにもこういう法則で書いてみると良いかもしれません。