ぼっちり、ぼっちり

「ぼっちり」というのは、土佐弁で「ちょうど」「ぴったり」という意味です。自分にピッタリな表現を目指しています。自分にピッタリな物事を紹介できると嬉しいです。

「放置子」にどう関わったら良いか

 「放置子」という言葉を最近初めて知りました。「親が帰ってくるのが遅い&親がいてもかまってもらえないなどの理由で、放課後を1人で過ごす子どもたち」とのことです。

 親が、放っておいている感じですが、「放課後」ということなので、小学生なんですね。学童保育や児童クラブには行かずに、学校が終わったら家に帰ってきて、親が帰ってくるまで、1人で過ごすという毎日を送っている子どもなんですね。

 

 実は、40年以上前は、私はいわゆる「カギっ子」でした。小学校4年生からは、学校から自分で家に帰って、1人で過ごしていました。親が帰ってくるのは、そんなに6時とか7時くらいだったと思いますが、近所の子どもたちと一緒に親が帰ってくるまで、その辺で遊んでいました。今の定義だと「放置子」かもしれませんね。

 でも、友だちの家に行って遊ぶのではなくて、空き地や公園や道路で遊んでいました。「ケイドロ」(ドロケイ)を良くやっていましたが、他人の家の敷地内も構わず、庭に隠れたり、塀によじ登って逃げたりして、好き放題に遊んでいました。お互い様という感じだったのでしょうか、周囲も割と多めに見てくれていたように思います。古き良き時代ですね。

 子どもたちの遊び方が変わって、大人が監督する中で遊ぶ、家の中で遊ぶ、ということが一般的になってきたため、「放置子」が問題になってきているのだと思います。

 

 昔の話をしてもしかたがないのですが、現代の社会ではどうすれば良いのでしょうか? 周囲の大人ができる範囲で関わっていくしかないでしょう。

 

 記事では、ママたちの反応(コメント)も紹介されていました。「放置子」になつかれて困ったとか色々と負担になってしまって困ったというコメントも多いように思いました。

 私が驚いたのは、次のような意見です。

わが子と同じように
子どもの友だちが放置子気味です。遊べるときは一緒に遊び、簡単なごはんを子ども1人分余分につくって一緒に食べさせます。行儀や言葉づかいが悪いときはわが子と同じように厳しくしかり、子どもの気分が乗らないときや用事があるときは、遊べないとはっきり断ります。

 この意見は、 素晴らしいなぁと思いました。同時に、私にはできない(できなかった)なあという気持ちもわいてきました。無理をすることよりも、できる範囲でできることをしてあげることが大切なように思います。

 

上手に線引きして、ここまではOKだけど、ここから先は受け入れられない、ということをハッキリと示すことも大切だと思います。その時に、子ども自身を否定するような言い方にはならないように気をつけることも大切だと思いました。

 

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