ぼっちり、ぼっちり

「ぼっちり」というのは、土佐弁で「ちょうど」「ぴったり」という意味です。自分にピッタリな表現を目指しています。自分にピッタリな物事を紹介できると嬉しいです。

東京医科大学の女性差別入試について

東京医科大学が、不公正な入試を行って、本来入学できたはずの学生が入学できなかったという問題への対応についてまとめてみました。

 

救済されない人がいるという

不正な得点操作がなければ合格ラインに達していた女子や浪人回数の多い男子受験生ら計101人を追加合格とし、来年4月の入学を認める救済措置を公表されました。

でも、63人しか追加合格の措置を取らないということです。それには、大変驚きました。定員を大幅に上回った入学者を出すと、文部科学省からの補助金がもらえないということが理由とのことです。

そういう理由で、全員を救済しないというが許されると感じていることが、本当に驚きです。まず、不公正な取り扱いを受けて合格できなかった人全員の入学分を確保して、残りの枠を入試で埋めるようにするのが筋道ではないでしょうか?

 

www.tokyo-np.co.jp

 

不合格者への保証は明らかにされていない

ちなみに、入学させるといっても、1年間もしくは2年間の時間は帰ってこないわけで、それに対しての損害を補償することも重要だと思います。それについては、まったく触れられていないようです。当然ですが、過去の受験料を変換するとか、入学金や授業料を一部でも免除するとかそういう対応が必要だと思います。

 

 しかし、東京医大は、学生確保のためか、学費を6年間で1000万円減額すると報道されています。これも、おかしな話で、先に不公正な扱いで合格できなかった101人の人への保証などを明らかにして、その人たちの学費の取り扱いについて明らかにすることが筋道だと思います。不公正な扱いを受けた人への補償などについては、後回しにするという考え方が理解できません

 

終始一貫して、自分(東京医科大学)の都合が優先されているなぁという印象です。

そういう大学が、医師という人の命を預かる人を育ててよいのか大変疑問に感じました。

mainichi.jp