学校の教育についてのOECDの調査結果をまとめてみた
OECD参加各国での先生の勤務時間調査
日本の学校の先生は、OECD加盟国などの48カ国中で最も長い勤務時間だったそうです。
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/190619/lif19061918180023-n1.html
日本の中学校の先生の仕事時間は週に56.0時間だそうです。OECD参加各国の平均は38.3時間なので、17.7時間も長くなっています。
でも、日本の先生は56時間のうち授業に使っている時間は18.0時間で、OECD参加各国の平均の20.3時間を下回っているということです。
OECD参加各国での先生の教育支出(対GDP比)調査
OECDでの教育関係の調査と言えば、教育支出についての調査もありました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35255610S8A910C1000000/
OECDが2015年に加盟各国の国内総生産(GDP)に占める支出割合を調査した結果では、日本は2.9%だったそうです。
比較可能な34カ国中で前年に続き最も低かったということです。なお、OECD参加各国の平均は4.2%ということです。
OECD参加各国での学力調査
ここで思い出すのは、OECD加盟国の学力調査です。「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)」というの調査が実施されています。この結果では、日本はかなり良い成績を残しています。
http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2015/01_point.pdf
全参加国・地域(72か国・地域)における比較では、科学的リテラシーでは第2位、読解力では第8位、数学的リテラシーでは第5位となっています。
結論
日本の国は、教育にはお金をかけていない。
学校の先生たちは、かなり長時間労働でがんばっている。
子どもたちは、かなり高い学力成績をおさめている。
となりました。